おはようございます現実。
ガリナリです。
今週は東日本大震災から10年という節目の週となりました。
被災され亡くなられた方々、ご冥福をお祈りいたします。
10年前の震災の時は、新卒で入社した会社で2年目を迎える直前のことでした。
自身は東海地方在住であり被害はありませんでしたが、当時は名古屋近辺の会社に勤めていたこともありその時間は営業車で外回りをしている最中でした。
名古屋の幹線道路で信号待ちをしていたのですが、少し風の強い日だったこともあり「なんか車が揺れるな…」と思いつつ、ちょうど前日にタイヤがパンクしスペアタイヤを履いたままだったので「タイヤが合ってないのかな…」と思ったりもしていました。
ただ揺れ方がかなりゆっくりと左右に長く揺れていたので「ん?自分が揺れてるのか?めまい?」「ん~やっぱ風か…?」と感じたことのない揺れに、首をひねることしかできませんでした。
そこからしばらくして会社に戻り、事務の人から「とんでもないことになっている」という事を聞き、食堂にあったテレビでニュースを見て衝撃を受けました。
帰社した時間はまさに津波が町や田畑を飲み込んでいる最中。
「え、どういうこと…?」
「さっきの揺れはこれ?」
と、にわかには信じがたい光景でした。
ニュースではヘリコプターでの中継もしており、道の途中で止まっていたトラックの上に人が乗り、迫りくる津波をただただ立ったまま見ている様子が映し出されていました。
その近くで走っている車が押し流された瞬間は本当に言葉にならず、助けることのできない中継のカメラは別の箇所へスーっとフレームを移動させることしかできません。
その映像はYouTubeでも観ることができます。
たまたま自分の観ていた中継と同じ映像でした。
大変不謹慎かもしれませんが、心を平常に保ったまま観ることのできる方には是非観ていただきたい映像です。
本当に貴重な映像ですし記憶から無くすわけにはいきません。
何が起きていたのか、どういうことが起こるのかを目に焼き付けておく必要があります。
(申し訳ないですが、心苦しい気持ちはありますので映像のリンクは貼りません… 有名?な映像だと思うので【東日本大震災 車 飲まれる】で検索をかけていただくと出てきます)
目に焼き付けておくとか、被災者でもないし自分の目で五感で実際に体感したわけでもないのに何言ってんのやコイツと思われるかもしれません。
ただ、自身が住んでいる地域でも子供のころから東南海地震が今にも起こると言われ続け、言われ続け、言われ続け…
しかし実際に起きているのは、警戒されていなかった土地での大地震の数々。
もちろん地震大国の日本ですからどの地域でも大地震のリスクはあります。
次は東南海地震だと言われ慣れているせいと言ってはおかしいですが、非常時や災害時のセットなどもろくに準備してもいません。
明日にも大地震は起こるかもしれません。
かなり長くなってしまいましたが自分の身は自分で守ることが大事です。
このような節目は人々の記憶から無くさないためや、改めて有事について考える機会にもなります。
来たる時のために、いろいろな面で出来る限りの備えをしていきたいと思います。
その節目となる10年間、コツコツ貯めた1000万超の貯金もこの数か月であっという間に消えてしまいました。
形は違えど(本当に違いますが…)地震で、津波で一瞬にしてすべてを失くした方々の気持ちは、少しでも分かるつもりです。
10年という年月は長いのか短いのか。
10年後に自分はどうなっているのか。
必ずこの経験が今後のためになると信じています。
オワリ