おはようございます現実。
ガリナリです。
積み立てのインデックス投資を2021年1月に始めて早いもので8ヵ月(記事投稿時点)が過ぎました。
今でこそインデックス投資に落ち着いていますが、今回は投資を始めた当初を振り返りながら、その後1,000万超の損失を出した証拠金取引のリスクや怖さについて自身の体験を交えて話していきたいと思います。
インデックス投資を始める前は何をしていたのか?
インデックス投資以前、投資のスタートは証拠金取引
インデックス投資を始める前はマネースクエアのトラリピ(CFD)という証拠金取引で日経平均株価の指数に投資をしていました。
トラリピ以外にも証拠金取引はしていましたがメインはトラリピです。
トラリピは売り買いの金額を設定し、後は設定した金額を自動的に売買してくれるという…文字ヅラだけを見るととっても怪しい資産運用です!
いやいやw
これがなかなか良く出来ておりまして、チャートを見ている必要もなく、時間のない人でも手軽に始められる資産運用だと思います。
証拠金取引はレバレッジといって、少額でも大きな金額を動かせるテコの原理のような仕組みがあります。
もちろんそのレバレッジにリスクがあるので、リスクを抑えるためにはまとまった金額を入金しなければなりませんが、上手く運用すればリスクを抑えながらでも新卒サラリーマンの月収、少々リスクを取ると調子の良い時は50万ほど利益が積み上がる月もありました。
運用した感触としては毎日コツコツ(1回の取引で数万円の利益)と自動的に利益が積み上がっていき、スタートした2019年(3月途中より開始)の成績は約9ヵ月で税引後230万円の利益となり…
正直簡単に稼げるので「なんだこれは!」と!
まあ普通だったらそんなふうに思ってしまいますよねw
証拠金取引を始めたばかりの私の目に投資の世界はとても輝いたものに映りました。
命運を分けたショートポジション
証拠金取引を始めて約1年後に起こったコロナショック時には、暴落と共に偶然保有していたショートポジション(売り)がハマり順調に利益を積み重ねていきます。
トラリピではロングポジション(買い)で取引を進めるのが基本です。
(トラリピだけではないですが)
「買いと売りでもっと稼げるやん!」と思ってしまった私。
月に100万ほどの利益を得る時もあり、調子に乗って大量のショートポジションを持ったあたりから雲行きが怪しくなっていきます。
順調だった証拠金取引で地獄を見る
ここからが証拠金取引の怖いところです。
(個人的にツラかったポイントです)
証拠金はいつも同じ金額ではないので週単位で変動していきます。
(トラリピはそうでしたが他の証拠金取引も同じだと思います)
安い時もあればもちろん高い時もあります。
正直なところ証拠金については変動するといったことを把握しておらず、ポジションを持った時点では1ポジション50,000~70,000円だったものが倍以上になることもありました。
未だによく分かっていないのですが株価によって変動する?
確か暴落して暫くしてから持ったポジションの証拠金が上がっていたような?
まあ何というか浅はかでした…
証拠金が上がるにつれて縛られる金額が上がっていき、じりじりと自分の首を絞めていきます。
具体的に言うと当時のポジション保有数はなんと20個ほど…
持ち過ぎw
しかもショートポジションなので、株価が上がるにつれてマイナスが増え口座内の金額がみるみる少なくなっていきます。
ロスカットされないように入金をしていく
証拠金はポジションが解消(決済)されない限り縛られて触れないので、マイナスが増えていき口座の金額がゼロになった時点でロスカット(強制決済)されます。
(トラリピでは残金の維持率が100%切った時点で強制ロスカットでした)
それを防ぐために入金しちゃうんですね〜これが!
しかもいつかは株価が下がってくる!また暴落が来る!とか思っちゃうんですよw
もうなんなんでしょう…
そしてここから入金生活が始まります。
ちなみに証拠金取引スタート時は、当時の自分が持っていた資産の約半分である400万を口座に入れていました。
資産の半分てぶっこみ過ぎやん!
と思われる方もいらっしゃるでしょう。
はい、ぶっこみ過ぎです!
何も考えてなかったんですw
本当にバカですよね~
今思うと溜め息しか出ないです…
ただ自動売買では徐々に利益が積み上がっていくので、その利益も口座の金額にプラスされていきます。
口座の金額が増えていく分リスクは減っていくわけですね!
減っていくわけですが、大量にポジションを持ってしまうとそれでも追い付かないスピードで含み損が増えていきます。
そうこうしている内に日経平均株価は2020年10月中に暴落前の高値付近まで戻り、更に11月に行われたアメリカ大統領選後に大暴騰が起こります。
常に株価が気になって仕方のない状態に陥る
大暴騰に次ぐ大暴騰。
株価の下落、そして暴落を待っていたもののあっという間の出来事が起こり、もう後には引けない状況となります。
「いやいやこれだけ上がれば近いうちに暴落が起こるやろ」
と自分に言い聞かせロスカットを防ぐために入金をし続けますが、その後も容赦なく株価は上がり続けます。
(本来であれば株価の上昇は喜ばしいことなんですが)
株価の上昇とともに常に株価が気になって仕方のない状態に陥り仕事中も隙を見てスマホで株価をチェック。
入金できる金額も底を突き始め限界に達してしまいました。
損切りをするも最終的に強制ロスカットされてしまう
入金できなくなった時にどうしたかというと、証拠金を維持して強制ロスカットを防ぐために持っているポジションを切っていく作業(損切り)をし始めます。
本来損切りというものはすぐに判断して出来るだけ損が無い段階で行うものです。
これでもかと先延ばしにした代償は、2020年11月末から12月末にかけて約800万の損切り、そして2021年2月の強制ロスカットにより合わせて1,000万超の損失を出すことになります。
その時の心境などをこちらの記事で投稿しております。
証拠金取引の失敗で分かったことは何か
証拠金取引は投資ではなく投機やギャンブル
自身の解釈ではお金を担保として行うのが証拠金取引だと思っています。
お金に働いてもらうのではなく、お金が人質として取られる代わりにリスクはあるがお金になる仕事をさせてもらえるような感じでしょうか…
ちょっとよう分からんなw
まあ…まとまった金額が無くてもできるので(審査があるので誰でもって言うわけではない)、とにかくギャンブルみたいに気軽に手を出してしまうとガリナリのようになる恐れがあります。
上手くいっている時はゲーム感覚
これです。
これでリスクのある行動をしてしまうんです。
とにかく上手く行っている時はなんてことは無いです。
なんてったって楽しいですからね。
多少なりやっている事にリスクがあるって言う事は理解しているので、自分の動きがハマった時なんかはスリルがあって快感なんですよ。
てかこれはもうギャンブルw
ドーパミンドバドバでっせ!
しかも銀行口座から動かしたお金の数字しか見ていないから、よりゲーム感覚が顕著になるってことですよ!
結局何事もやってみなければ分からない
とは言いながらも何事も経験です。
ガリナリ自身、この経験があったからこそ今のインデックス投資なんです。
ただ、有り金すべてが無くなるまでやる必要はないです。
というか途中で気付くべき。
損切りをして辞める判断をするべき。
だってやめられない止まらないですやん…
これは過去のガリナリ、あなたに言っているんです。
はい、もうやりません…
最初に甘い汁を吸いすぎました。
証拠金取引はもうしません^^;
終わりの言葉
証拠金取引のリスクや怖さを自分なりに振り返ってきましたが、いかがでしたでしょうか?
最終的に1,000万超の損失を出し…出がらしの20万円を頼りにインデックス投資の積み立てを開始し今に至ります。
自分への戒めとしての振り返りでもありますが、皆さんへの注意喚起でもあります。
こんな経験はして欲しくありません^^;
正直なところ株高になってから1,000万以上の含み損をずっと抱えていたので、マヒしてしまっていたのか損切りをしてもロスカットになっても感情がそこまで大きく動くことはありませんでした。
食事が喉を通らなくなるとか血の気が引くといった状態に陥ることも無かったです。
これが良いことか分かりませんが、この経験で多少精神的には強くなっているかもしれませんね…
今後そうとうな大暴落が起きてハンパない含み損を抱えても揺らがない自信がありますw
独り身で実家暮らしの子供部屋おじさんというところも大きいかもですね^^;
妻子持ちと背負うものが違い過ぎる…
ふ~
気を取り直して、みなさん。
投資は自己責任です!
オワリ